「群青戦記」の一巻を読んだ感想
読み終わった瞬間自分は思いました。
『俺、これ知ってるぞ!これは、戦国自衛隊だ!』
知らない人に説明しとくと自衛隊が戦国時代にタイムスリップするというもの。
群青戦記の主人公は表紙に出てる男の子で、 歴史好きの弓道部2年西野 蒼(ニシノアオイ)君。同じ弓道部の瀬野さんに思いを寄せるもかっこいい幼馴染と付き合っている。
この本の最初には色付きでこの絵が載ってる。
「関が原合戦屏風の石田三成本陣付近に異様な風体の者たちの勇敢に戦う姿が描かれている」と書いてある。
ここで読み取れるのはタイムスリップしたのち西軍に属し、関が原で重要な位置に占めるまで上り詰めたということだ。
その証拠に1っ巻にこの人が出てくる
蜂須賀小六郎といえば、数少ない秀吉の傘下である。
もうだいたいここまでで、主人公に色々あって成長して関が原まで生き抜くという事が想像できるだろう。以上がこの本のあらすじだ。
ここまで書いといてなんだが、実は面白い漫画でも楽しみながらそれが史実をもとにするものだと自分は少し苦手なのだ。それは作中の人物がだいたいどこらへんで死ぬのがわかるからだ。
どんだけかっこいい描写があっても、それで感情移入しても、史実通りにするならばそのキャラクターは死ぬのである。
死なない展開をするのであるならばそれもそれでありだが、なかなかそういうのは見かけない。どうなんだろうか?史実をもとにした作品を史実通りにしない。まぁ、主人公が入ることによってそれは不確定要素となって歴史通りに進むとは限らないが、その後の展開はどうするのだろう?気になるところだ。
そう。気になるのだ。苦手といいつつも気になるのだ。読んでみたいと思わせる。作者が史実と自分のキャラを混ぜてどう料理するのかを。面白そうではないか?
あなたはこの本を読みたいと思う?
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