「思い、思われ、ふり、ふられ」の1巻を読んだ感想 作 咲坂伊緒
うおおおおおおおお懐かしの少女コミック!自分には姉がいて昔少女コミックを借りて読んでいたのでしたがしばらく読んでなかったので懐かしさに震えました(ペンギンブラザーズとかミントな僕らとか神風怪盗ジャンヌとかさいごはNANAかな)。
特に懐かしさを喚起させたのがこれです。
少女コミックを読んだことがない人には初めてだと思いますが、左端に作者の近況が書いてあるんですよ!しかもそれが作品に関係することだったり、しないことだったりほんとにフリーな感じで作者と読者の距離を縮めてますよね。そしてここには名前の由来も書いちゃってくれてます。いたせりつくせりですね。
まぁ、そういうのは置いといてこの物語はどういうのかというと、なんとそれも作者が一ページ目に書いてくれています!
二人のヒロイン。つまり表紙のこの子たちですね
1ページ目に物語の概要を書いてくれるのはもう恋物語を前提である少女コミックならではですね。ではこの子たちの紹介をしてみましょう。
茶髪の子は人見知りな由奈。恋愛にはおくてで漫画の王子様のような人が来てくれるのを待ってる感じ。
逆に黒髪の子は恋に積極的な子で「自分では何もしないでそういう人が自動的に現れてくれるなんてそんなムシのいい話なくない?」「いろんな男子と話してみて」「恋に落ちにいく準備」をする。それは「お互いの仕掛け愛とか合図の出し合いとか」をするのだ。ほー。恋愛なれってこういうのかと思わされる。これが王子様を待ってる子と実際に付き合ったことがある子の差か!と思った。
しかもこのお互いの恋愛観を話し終えた時に由奈は『朱里ちゃんはきっとまだ本当の恋をした事がないんだ』とまで思ってる。
しかし夢見勝ちで人見知りという事は物語上伸びしろがあるという事だ。こうご期待!
この恋愛観が逆の二人が友達になった理由が二人とも中学卒業を機に大切な人と駅でお別れをするのだが、朱里が財布を持ってくるのを忘れて由奈にお金を借りることからこの物語は始まっていく。
さて気になる男の子の方はこちら。
黒髪の方が和臣(かずおみ)で天然で恋愛には興味なしで由奈とは幼馴染。金髪?のほうは理央(りお)でイケメンで恋愛には積極的で面食い、そして朱里の弟というわけだ。
物語は由奈が理央に一目ぼれしていくことから始まっていく。
ここまで書いて思ったのが図書館戦争に似てるなと思った。熱血バカの笠原 郁と何でもできる柴崎 麻子。由奈がぐんぐん成長する中で自分というものを持っている朱里はサポート中心に回るのだ。もちろん恋愛や事件を通して両者のは成長するが成長の幅は由奈の方が大きいのだ。
基本的に物語はこの4人を中心に回っていく感じだ。面白いぞ!
来週の本はまだ決まってないよ!