「私の少年」の1巻を読んだ感想 作 高野ひと深
美少年っていいよね!という事で今回「私の少年」読んでみました。
作品に入る前に最近身近にあった出来事ですごく悩んだことがあるんです。それが野良猫の話なんです。
自分の住んでる所は田舎なんで猫は別に珍しくもないのですが、俺が驚いたのはその野良猫が瀕死の状態だったからです。
生きてる状態、もしくは車にひかれて死んだ状態なら今まで幾度も出くわしたことはあるのですが、瀕死の状態は初めてだったのでものすごい慌てました。
これで猫を助けてこんな元気になりましたーとかTwitterにあげればうけるんでしょうけれど、悪いけれど動物を飼う気もないし、知り合いに猫好きの人もいない。正直言って相手にしたくないけれど、目についてしまった。気になってしまった。「大丈夫か?」って声かけても返してくれるもなし。でも体の動きで呼吸をしているのがわかる。でも頭に病気か何かではげている。しかもハエまで近くを飛んでいる。まさに瀕死。
ネットで調べました。動物病院は近くにないものかと。でもあったからってどうするのだ?助けるのか?引き取る気もないのに?そんな感じで気が動転していたところ父親に会いこう言われました。「ほっとけ」。
正直なところほっとしました。ほっといてもいいのだと。むしろほっといておけばこのまま自然の野良猫と自分の間に関係は作られなくなる。何も責任を取る必要がなくなるのだと。
漫画の話に戻ります。
まず題名がいいですよね。「私の少年」。これが私の知ってる少年になるのか。私の大事な人になる少年。私に影響を及ぼす少年。なんとでもふくらみます。
表紙では私らしき女性が少年を見ています。しかし少年はこちらを見ていて私と目を合わせていません。この白い表紙の上でわたしのほうが少年を意識してますね。でも少年の目はこちら、読者の方をまっすぐ見ています。髪の毛が下に流れているから前は私と目を合わせていたのかもしれない。違うかもしれない。
物語の方に行きましょう。
私こと多和田聡子さん今年で30.通勤の待ち時間にサッカーの練習をしてるが上達しない少年を見てる
会社の鬱憤を公園のビールではらしているところにボールがコロコロと。するとそこには、
美少年が!
これからどうなるのかは読んでのお楽しみに。
一つ言うなら俺は瀕死の野良猫とかかわらないことにしました。
「わたし」はこの少年とあってどうするのでしょうか?
感想?めちゃくちゃおもしろいよ!