「双亡亭壊すべし」 の1巻を読んだ感想 作 藤田和日郎
双亡亭壊すべし!
双亡亭壊すべし!
双亡亭壊すべし!
1巻の感想はこれに尽きます。
双亡亭は壊れなかった。爆撃を受けても壊れなかった。鉄球をぶつけても壊れなかった。
双亡亭の中に入った人物は壊れていった。
双亡亭を爆撃した日におかしなことがあった。40年前に使われなくなった飛行機が、ぼろぼろになった飛行機が羽田に不時着した。そこには飛行機事故で亡くなったはずの一人、タコハ セイイチ(12)がのっていた。すべてを粉々にするドリルになる手を持ちながら。
双亡亭を爆撃する前日一つの家族が双亡亭の近くに引っ越した。
親子は近所に住んでた絵本作家志望の青年と出会った。青年と家族の子供が双亡亭の話をして、青年が「俺なら、屋敷の奥も探検してみたいな」と言った。言ってしまった。
子供は夜探検した。父親は追いかけた。双亡亭に。
父親は双亡亭に食われた。
その事件を聞き、特別な巫女であるその子供の姉が来た。
国は双亡亭を破壊したも者に248億の報奨金を支払うと明言した!
以上である。