「プリンセスメゾン」 作 池辺葵 の1巻を読んだ感想と紹介
ここまで自分の住まいを買う事に焦点を当てた本は読んだことない。
主人公は沼ちゃんこと沼越幸さん。この本では彼女が東京で自分の家を買う話だ。
一番惹かれる所はその沼ちゃんの一生懸命というか、真摯な家探しの姿だろう。
何かに一生懸命になる姿はそれはかっこいいものだ。それが家探しという姿になればこのような本ができるということだろう。
本の話の合間にはマンション探しのポイントが書かれてあるので、もし東京で住まいを探している人がいたらこの本は必読本になるかもしれない。
そしてもうひとつのこの本の魅力は、主人公以外の人たちの働く女性達をとりあげる話があるのだが、その人たちとその住まいでの姿がとても真実味があるというか、『ああ、こんな人たちいそう』と思わせるほどの表現力だろうか。読んでて、こういう人生を歩む人たちがいるんだと納得するというか、すっと形として入ってくる感じがいい。とても面白い漫画です
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