「不滅のあなたへ」 作 多今良時 の1巻を読んだ感想と紹介
これはエコーズですね!
エコーズっていうのはブギーポップは笑わないというライトノベルに出てきた宇宙人なんですけれども、エコー=響くという事で相手が言った言葉しか返せない存在でした。そしてエコーズには使命があり、地球人が生きるに値するかを見極めるみたいな、なんかそういう存在でした。
この不滅のあなたへの最初に、
「それははじめ 球だった ただの球ではない ありとあらゆるものの姿を写しとり 変化することができる 私は”それ”をこの地に投げ入れ 観察することにした」
とあります。ちなみに名前通り不死の存在で最初は石に触れ石になり、コケになり次にオオカミになったところで意識を獲得しました。この不滅の何かが成長し「この地」がどういうものかを客観的に見ていく。そういう展開になるんじゃないかなぁって想像しています。
この漫画の終着点ってどういうところなんでしょうか?想像できませんね。自由です。「双亡亭壊すべし!」のように目標があるのではなく、目的がこの第三者の「観察」にあるので、もしかしたらこの不滅を投じた存在が飽きたら終わり、なんてこともありうるのかも。まぁありっちゃありなんでしょうがそれはないか。
まだ1巻の間はこの不滅は意識を持ったものの、様々な感情などをもっているとはいいがたく、巻末にやっと言葉を発することができたので成長途中の1巻といえるでしょう。これからどうなるかはわかりません!各々買うべし!